インタビュー
半農半Xから専業へ Iターン
酒井ファーム
酒井英夫さん、裕美さん



一言で「農ある暮らし」と言っても暮らし方はさまざま。
家族のカタチ、農の在り方、目指す暮らしは
ときがわに住む人々の中でも千差万別、十人十色。
ときがわで有機農業している方々に、その暮らしを聞いてみました。

Interviewer: Satoko Hatta




Q1.
ときがわに移住前はどこでどんな暮らしをしていたのですか?

 ぼくは車雑誌の編集/ライティングの仕事を、裕美は翻訳の仕事をそれぞれ独立してやっていました。昼夜逆転だったり、生活のリズムが2人とも違っていたりで「これでいいのかなぁ」という疑問もありました。



Q2.
なぜときがわかに移住したのですか?

 ときがわに移り住む前に、隣の小川町に住んでいたんです。小川で有機農業の研修をし、始めはライターや翻訳の仕事もしながら、農業をしていました。そのうち文筆業も農業もどっちつかずになってしまうことはよくないと考え、プロの有機農家になろうと2人で決めました。
農業に本格的にシフトする過程で、農家向きの住宅を探すようになり、手頃な物件がときがわで見つかったというのが引っ越したきっかけです。
それから、有機農家の直売所ときのこやの仲間とも活動を共にしていたのも縁だと思います。



Q3. 
農ある暮らしで苦労したことはありますか?

 思い起こせば農業を始める当時、周囲の人はみな「やめたほうがいい」と私たちに言っていました。農業で食べていくのは厳しいということです。農業は趣味程度で稼ぎは別、というパターンと新規・専業農家としてやっていくのとでは全く違いますからね。 ぼくたちは2007年に有機農業を学び始め10年目にしてようやく、農業だけで食べられるようになりました。



Q4. 
これから酒井さん夫妻が目指していることはどんなことですか?

 ときのこやに出荷すれば食べていける、という形に仲間と一緒に事業を確立していきたいですね。若い人たちの助けになりたいです。


ときがわ町近隣の有機農家の直売所「ときのこや」は
三波渓谷駐車場にて毎週日曜 10時~15時で営業中です。
 



>ときのこやのホームページ
 
 

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